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2020.03.18

特別展「驚異と怪異―モンスターたちは告げる―」(兵庫県立歴史博物館)2020年4月25日(土)~2020年6月14日(日)

特別展「驚異と怪異―モンスターたちは告げる―」(兵庫県立歴史博物館)2020年4月25日(土)~2020年6月14日(日)

人魚 ライデン国立民族学博物館蔵 Collection Nationaal Museum van Wereldculturen. Coll. no. RV-360-10410

人魚

概要

ヨーロッパや中東においては、犬頭人、一角獣といった不可思議ではあるが実在するかもしれない「驚異」は、神の偉大な力を示すものととらえられ、自然に関する知識の一部として伝えられた。また、東アジアにおいては、流星や異形の生き物の誕生など、通常とは異なる現象は、天や神仏からの警告である「怪異」としてとらえられ、歴史書のなかに記録された。
本展では、国立民族学博物館所蔵の民族資料を中心に、人魚、竜、怪鳥、一角獣など、さまざまな世界の想像上の生き物について紹介するとともに、警告・凶兆(モンストルム)を語源とする怪物(モンスター)の文化史的な意味について考えてみたい。

【主な展示資料】
人魚のミイラ(ライデン国立民族学博物館蔵)
アルドロヴァンディ著『怪物誌』(国立民族学博物館蔵)
カズウィーニー著『被造物の驚異』(国立民族学博物館蔵)
イッカククジラの牙(国立民族学博物館蔵)
河童の頭(明石市立文化博物館蔵)
淡路人形 九尾の狐(兵庫県立歴史博物館蔵)
件(くだん)の剥製(個人蔵) ※姫路展のみの出品
無支祈図(むしきず)(個人蔵) ※姫路展のみの出品、孫悟空のモデルとなった怪物「無支祈」を描いた絵、初公開
ドラゴン骨格標本(江本創氏制作)
「異類の行進」(五十嵐大介氏画)
リヴァイアサン模型(スクウェアエニックス蔵)
休館日
月曜日※5月4日(月曜日)は開館します

開館時間
午前10時から午後5時まで(最終入館は午後4時30分まで)
観覧料
大人1000円(団体800円)、大学生700円(団体550円)、70歳以上500円(団体400円)
障がい者250円(団体200円)、障がい者大学生150円(団体100円)、高校生以下無料
(障がい者1人につき、介護者1人は無料。)

淡路人形

淡路人形 九尾の狐 兵庫県立歴史博物館 所蔵

無支祈図

無支祈図(むしきず) 個人 所蔵

ろくろ首

ろくろ首 ライデン国立民族学博物館蔵 Collection Nationaal Museum van Wereldculturen. Coll. no. RV-360-4740

【開催期間】
2020年4月25日(土)~2020年6月14日(日)
【開催場所】
兵庫県立歴史博物館 姫路市本町68番地
交通手段
自動車でお越しの方
(中国自動車道)福崎ICより播但連絡自動車道で砥堀ランプ下車約15分
(山陽自動車道)姫路東IC下車約20分
(姫路バイパス)姫路南ランプ下車約15分
電車でお越しの方
JR姫路駅・山陽電車山陽姫路駅から、神姫バス「姫路医療センター経由」系統で約8分、『姫山公園北・博物館前』下車

または、城周辺観光ループバスで約8分、『博物館前』下車
駐車場について
周辺の有料駐車場をご利用ください。

大型バスでのご来館の場合は、事前に当館にご連絡下さい。
【主催】
兵庫県立歴史博物館、神戸新聞社、国立民族学博物館、千里文化財団
【お問い合わせ先】
兵庫県立歴史博物館
姫路市本町68番地
電話079-288-9011
FAX079-288-9013
詳しくはこちら

【関連事業】
1 館長対談「驚異と怪異の世界」
ゲスト 山中由里子氏(国立民族学博物館)、榎村寛之氏(三重県立斎宮歴史博物館)
日時 5月10日(日曜日)
時間 午後2時から午後3時30分まで
場所 兵庫県立歴史博物館 地階ホール
定員 100名(当日受付、先着順、参加無料)
ヨーロッパ・中東の「驚異」と東アジアの「怪異」について、当館の藪田貫館長がそれぞれの専門家と語り合います。

2 特別展講演会「怪談を蒐集する」
講師 木原浩勝氏(作家・怪談蒐集家)
日時 5月17日(日曜日)
時間 午後2時から午後3時30分まで
場所 兵庫県立歴史博物館 地階ホール
定員 100名(当日受付、先着順、参加無料)
スタジオジブリのスタッフとして「天空の城ラピュタ」「となりのトトロ」などを手がけたのち、怪談蒐集家に転身して『新耳袋』などの実話怪談を数多く著した木原浩勝氏が、怪談蒐集の中で出会ったさまざまなエピソードについて語ります。

3 れきはくアカデミー「怪異から妖怪へ」
講師 香川雅信(当館学芸課長)
日時 5月24日(日曜日)午後2時から午後3時30分まで
場所:兵庫県立歴史博物館 地階ホール
定員:100名(当日受付、先着順、参加無料)
怪火や怪音といった「怪異」は、かつては凶兆として恐れられていました。しかし江戸時代になるとそれらに名前がつけられ、「妖怪」として一種のキャラクターと化していきます。その背景にはどのような社会の変化があったのか、考えてみたいと思います。

4 展覧会ガイド
日時 4月26日(日曜日)・5月10日(日曜日)・5月24日(日曜日)、いずれも午前11時から
場所 兵庫県立歴史博物館 特別展会場
申し込み不要、参加無料(ただし、会場へは特別企画展観覧料金が必要)

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